リーマンショックと別の動きを見せるコロナショック

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの菊池です。5月25日付で緊急事態宣言が解除され、日本はこれから経済を動かしていくというところですね。 学校の休校も解除され、プロ野球も6月19日に開幕が決まりました。とはいっても、首相も再度「宣言」を出す可能性があることを示唆しながらでしたので、「第二波」を起こさないように気にしながらという形にはなりそうです。 さて、私はリーマンショックの少し前からこの仕事をしておりますが、市場の動きをみていて非常に不思議に感じることがあります。 それは「為替」です。今回のコロナウイルスでは為替の動きがほとんど見られないことです。 いつもなら「不景気=為替は円高に進む」という図式でしたが、今回は為替はほとんど動かず、株に至っては底を打った感じもあります。 ↓ここからは私の推測です。 リーマンショックと比較されることが多いコロナショックですが、その実は発端の違いから大きな違いが出ているのではと思っています。 金融不安(不信)から始まったのがリーマンショックでしたので、為替や株は長きにわたって低迷しました。一方、コロナショックは実体経済への不安が発端となっております。このそもそもの原因が大きな違いになってるのではないでしょうか? 株価の動きを夫婦に例えるとリーマンショックは「浮気された」ようなもので、浮気された後は何をしても人として信用を回復までは時間がかかるけど、コロナショックは「パートナーが大けが」をしてしまったようなもので、それによって仕事が出来なくなったことはしょうがなく、気を付けて欲しいけど、人としての信頼はしている状態。 …という、例えたのに分かりづらいものしか思いつきませんが…(- -;) ただし、今まで書いてきた推測も為替次第です。為替が大きく円高になると、株は再び下がりいわゆる「二番底」になる可能性があります。

夏の甲子園中止と『7つの習慣』

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの菊池です。5月10日のブログ「プロ野球開幕」で甲子園のために6月19日に開幕にしたのかも!と言ってしまいましたが、残念ながら夏の甲子園も中止が決定してしまいました…。 私は野球は小学校3,4年生の時にしかやっていないのですが、高校野球は好きで、特に『熱闘甲子園』を毎年見て、涙を流しています。それだけに、中止の決定は非常に残念です。 夏の甲子園中止を受けて今年から西武ライオンズに戻った松坂大輔投手が「出来ることは何か」を大人がアイデアを出し、実行してほしいとコメントを発表しました。本当にその通りだと思います。これは野球やスポーツに限った話ではなく他の競技やイベントなども「何か出来ることを模索すること」は大事だと思います。 また、私たちも与えられた環境下の中で、○○はできないけど△△なら出来ると考えることは重要です。 影響の輪と関心の輪 『7つの習慣』という超有名な本に「影響の輪と関心の輪」という話があります。日本でも200万部を突破し、漫画になったりしているので読まれたことがある方も多いかもしれませんね。 「影響の輪と関心の輪」を解説いたしますと私達が生活していく中で、様々なことに関心を持ちます。それを2つに分けると「自分がコントロールできること」と「自分ではコントロールできないこと」に分かれます。 「変えられるもの、影響できること」=影響の輪「変えられないもの、影響できないこと」=関心の輪です。 7つの習慣では、「関心の輪に意識を集中すると、影響の輪が小さくなり、影響の輪に集中すると、影響の輪が大きくなる」と言われています。 変えられないこととは、過去や大きな事柄、他人です。変えられることは、未来と自分自身です。例えば、「コロナウイルスのワクチン開発」に対して、私も関心はありますが、少なくとも全く影響を及ぼすことは出来ません。でも、「今のコロナウイルスの支援政策を理解して、発信すること」や「家計見直しをすること」で経済的に人を助けること(影響の輪)はできます。 自粛しているのにズルイ!と考える人もいたり、それを鬼の首を取ったように報道されたりしますが、残念ながらいくら憤ったところで、事実(過去やら他人)は変えられません。 幸い日本は法律の関係上、他国と違ってロックダウン(強制的な外出禁止)ではなく「自粛」です。つまりそこには主体性が残されている、個人で考えてねというメッセージだと思っております。 それなら、今の環境下で自分が楽しみ、今の環境下で出来ることを増やせれば(例えば資格のために勉強するとか、楽器を始めるとか、漫画を大人買いするとか)きっと、より主体的に楽しむ選択肢が増えるを選択できるのかな、と思います。 ちなみに、影響の輪(自分が出来ること)に集中すると、主体性がひろがり、より出来ることが増えていくそうです!確かに、楽しそうに生きている人ってバイタリティがある感じがしませんか?

レナウン民事再生とソフトバンクグループの赤字

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの菊池です。5月15日、アパレルの大手、レナウンが民事再生法の申請をいたしました。負債総額は138億円。民事再生手続開始等に関するお知らせ(レナウンHPより)『アーノルドパーマー』というカラフルな傘をロゴにしたものブランドを手掛けていた会社ですね。 レナウンが民事再生を行った理由を見てみると2019年12月の決算までに巨大な売掛金(53億円)を回収できなかった(※1)ことが決定的で、その後コロナで営業できなかったことが追い打ちになったようです。(※1)売掛金が回収できないとは…シンプルに言うと「ツケ」を払ってもらえなかった。 レナウンは元々「東証一部」に上場しており、2020年6月16日に上場廃止予定となっております。上場は、大抵「マザーズ → 東証二部 → 東証一部」とステップを踏みながら上場するのですが、レナウンのような大きな企業はいきなり一部上場します。レナウンの場合は2004年に東証一部に上場(IR情報より)しました。 先述した民事再生のpdfを読むと、レナウンは元々苦戦をしていたような記述がありました。レナウンは比較的高級な路線があだとなり、ユニクロやGAPなどのファストファッションに押されてしまい、2010年に中国の企業に買収されていますね。結果、中国の親会社が「ツケ」を払えなくなったことが今回の民事再生に大きく関わっています。(割愛しますが親会社とのトラブルが続いております) 民事再生=倒産ではないので、これから再建を目指すようですが、そもそも親会社も苦戦をしてしまっているので、親会社もレナウンの売却を考えているみたいです。今後は新しいスポンサー(親会社)を探す必要がありそうです。 ソフトバンクは大丈夫? ソフトバンクは5月18日に今年3月期の決算が「1兆3646億円の赤字」であると発表しました。NHKニュースより先ほどのレナウンは138億円の負債で民事再生。その100倍ぐらいの数字です。ソフトバンクは大丈夫?と思う方も多いでしょう。 ソフトバンクがレナウンと違うところはソフトバンクの赤字は株価の値下がりのよるものです。(ソフトバンクの実業(携帯)は順調です。)つまり、孫さんの投資の失敗です。 日本では言わずと知れた携帯3大キャリアの一角を担うソフトバンクですが、会長の孫さんは投資家としても有名です。孫さんが投資家としてソフトバンクの子会社を作って、そこで買った株が大きく値下がりしたことが今回の赤字の要因です。 既にアリババという中国版「アマゾン」の株を売却(銘柄は明示していませんが)して対処をすることを発表しております。今後、ソフトバンクが民事再生になるかどうかでいうと民事再生をの要素はありませんが、孫さんは「安く買って高く売ろうとする」を地でいってる感があり、投資家というより買収屋?のイメージが色濃く出ている印象です。「昨年うまくいったから、今年もうまくいくだろう」という考えで大きく失敗しました。新興国やベンチャーをいち早く見つけ、安く買い、高く売る。を繰り返しています。昔々アマゾンが小さな会社だった時に孫さんが資金が足りなくて買えなくてその後、世界的企業になって後悔したことを根に持っているのですかね。 先ほど、本業の携帯と紹介しましたが、昨年12月の決算発表時に「ソフトバンクの本業は投資だ」と言い切ってしまった孫会長。かといってウォーレン・バフェット氏の「バークシャーハサウェイ」のような完全な投資会社になりたいようにも思えません…。 私には孫さんのビジョンは全く分かりませんが、孫さんの生い立ちやエピソード、その後の半生に触れることで感じたことは、孫さんの素晴らしいところは、とても素直なところです。素直だから、素直に失敗したことは受け止め反省しすぐ次の行動に移せる。元来、60歳を超えると(孫さんは62歳)頑固になり、なかなか自分の非を認めることは難しいですよね。(色々な国の元首の発言で感じることが多いと思います。) また、孫さんだけではありませんが、優秀な経営者の方は「今、自分に出来ることは何か」を常に実行しています。誰かに何かを与えてもらう(守ってもらう、助けを待つ)のではなく、自分自身で積極的に行動し、自分が思いつく最大限の解決策を実行する。それは必然的に自分(の可能性)を信じることにもつながるのではと思います。 現在、日本の会社では世界の時価総額ランクベスト50にトヨタ自動車の1社しか入っていません。30年ほど前はベスト50に30社以上、日本の会社が入っていた時期もありました。(しかもベスト10はほとんど日本)「投資なんて虚業」と、多くの方から言われていると思いますが、孫さんのような経営者が日本の会社の価値を高め、日本に元気を与えてくれるような存在になればいいなと思います。

実体経済から離れる株価

日経新聞の記事によると2020年1~3月の米国のGDPはー3.5%となっており、4~6月はー40%の予測も立てられております。リーマンショック時には2008年10~12月のー8.4%となっておりますので、今回のコロナはリーマンショックの時と比べ物にならないぐらい大きな影響を受けております。 失業率も大幅に上昇しました。4~6月は14%まで上昇すると見られております。コロナの問題が起きるまでは、50年ぶりのの低水準の失業率(3.5%)と言われトランプ大統領も鼻息荒く主張していましたが、一気に4倍です。米国で景気が悪いと判断されるのが6%を切るかどうかというところなので失業率が14%まで上がるとみられるのは、本当に異常事態です。 米国は失業率と個人消費で景気を判断する傾向にあります。失業率は異常なほど上がり、個人消費は「stay home」で当然冷え切っております。 このような状態で、株価が大きく下がらないのが非常に危険です。 世界の投資家はどうも株へ過度の信用をしてしまっているように感じます。本日、日経平均は再び2万円の大台に乗せました。アメリカのNYダウ平均も2018年の1月の水準に戻してきました。 これは、株価が2008年のリーマンショックから回復したのが早かったこととしばらく株価が昇り調子だったことで投資家が楽天的になっていることが原因だと推測されます。 リーマンショックより景気が悪くなったらその時の株価に戻るのは暴論ですが、少なくとも実体経済に則した変動にならないと、株の最もシンプルな判断基準である「実体経済との連動」という大事な指標が失われてしまいます。 決して下がるのを期待するわけではございませんが、現在の株価には過度な信用を置かれないことをお勧めいたします。

10万円オンライン申請の流れ

こんにちは、菊池です。コロナウイルスによる特別定額給付金(一律10万円)のオンライン申請が開始しました。対象市区町村はコチラをご確認ください。https://img.myna.go.jp/pdf/kyuhu/kyuhu-online.pdf さいたま市は対象となっていたため本日5/6に申請しました!いつ貰えるんでしょう?受取日が決まったらまた報告します!⇒5月28日(木)に振り込まれておりました。 5月6日夜に申請(受領はおそらく7日)に申請したので3週間で振り込まれました。 スマホとPCで申請する方法があるのですが、PCだとカードリーダーが必要になりますので、カードリーダーを必要としないスマホがお勧めです。(スマホの対応機種)https://faq.myna.go.jp/faq/show/2587?site_domain=default オンライン申請の他の条件としましては、①世帯主がマイナンバーカード(顔写真付き)を持っていること②マイナンバーカードの利用者証明用電子証明書パスワード(数字4桁)を覚えている③マイナンバーカードの電子署名用パスワード(英数字6桁~16桁)を覚えている④給付金振込口座(キャッシュカードや通帳)などの画像をアップロードできる といったところです。マイナンバーカードがないとダメなんて・・・。どさくさに紛れて普及させたい思惑なんですかね。e-taxのように通知カードでもやれるようにならないもんですかね。。。(マイナンバーカードは申請から取得まで1か月ぐらい(!)かかるそうです。) 幸い私はマイナンバーカードを持つ機会がありましたので今回の10万円はオンラインで申請できました。少しややこしいところがあるので、ご参考までに特別定額給付金のオンライン申請の流れをお伝えします!スムーズにいくと10分~15分ぐらいで申請は終わります。対象に当てはまる方は、ぜひこちらを参考に進めてくださいませ。 オンライン申請までの手続き Step1 マイナポータルのインストール まずは「マイナポータル」なるアプリをインストールくださいませ。https://kyufukin.soumu.go.jp/ja-JP/apply/online.html Step2 スマホでログイン 「スマホでログイン(もしくはマイナポータルにログイン)」をクリックするとマイナンバーカードの利用者証明用電子証明書パスワード(数字4桁)を求められます。 パスワード入力後、スマホにてマイナンバーカードを読み取る作業です。iPhoneはカードの表(顔写真がある方)の上にスマホのカメラ部分を乗せる形で認識します。Androidはカードの表から2~3センチ離すぐらいが認識しやすい印象です。 Step3 マイナポータルに遷移 マイナンバーカードの認識が終わると「Chrome」や「Safari」などのブラウザでマイナポータルが立ち上がります。※この後はiPhoneの画面(ブラウザはSafari)のスクリーンショットになります。Androidやブラウザが違うと表示が変わってくるかもしれませんので、ご留意くださいませ。 わかりやすく「特別定額給付金の申請」が上に来ていると思いますので、「申請はこちら」から進んでください。 Step4 「ぴったりサービス」で特別定額給付金を検索 「ぴったりサービス」というところに移動した後は、 「①地域を選んでください」に郵便番号を入力「②検索方法を選んで手続を検索してください」の「特別定額給付金」をレ点「この条件でさがす」をクリック Step5 「特別定額給付金」の申請スタート 選択し、ようやく、特別定額給付金の申請がスタートします。しばらくは「電子署名が必要ですよ」とか「動作環境の確認をしてね」というページが続きますので、下の「申請する」ボタンと同じショッキングピンクの「次へすすむ」ボタンを押し、サクサク次へ進みましょう。さらにメールアドレス、電話番号を入力して、「次へすすむ」をクリック。 Step6 マイナンバーカードを認識させる メールアドレスと電話番号が終わったら、またマイナンバーカードを再び認識する作業に入ります。緑色のボタンを押し、ショッキングピンクの「カードを読み取る」ボタンを押すとまた、カード認証画面が出てきました。4桁のパスワードを入力して「次へ」を押すと再度、読み取り画面が出てきます。 ちなみに、読み取りは「マイナポータル」アプリ上での認証となります。完了後、自動的にブラウザ(ぴったりサービスのサイト)に戻りません。(私はここで見失って、何度もやり直しました。) マイナンバーカードを認証すると名前やら生年月日が自動入力されております。(私だけかも知れませんが、フリガナと郵便番号は自分で入力しないといけなかったです。)全て入力した後は、「次へすすむ」をクリック。 Step7 家族情報や金融機関情報の入力・確認 扶養しているご家族がいらっしゃる場合は、ご家族の名前を入力(生年月日やマイナンバーなどは不要)そこから下にスライドさせると特別定額給付金の振込先口座の入力画面が出てきますので、忘れずに入力願います。 Step8 銀行口座のキャッシュカードや通帳の写真をアップロード 金融機関まで入力したら、もう一息です! 入力確認のページを経て、添付書類のアップロード画面が出てきます。添付書類登録の画面が出てきましたら、「ファイルを選択」ボタンから、給付金をの振込先(Step7で入力した金融機関情報と同じ)キャッシュカードや通帳の画像をアップロード。(※あらかじめ画像を用意していなくてもファイルを選択を押すと、カメラを立ち上げ撮影することも可能。) Step9 電子署名用のパスワード入力 金融機関の画像をアップロードしたら、マイナンバーカードの電子署名が必要ですという画面になります。またまた、マイナンバーカードを認証しないといけないようです…。 マイナンバーカードの認証が終わると、どうやらそれが署名だったらしく先に進んでいます。(私は、てっきり電子署名とはスマホの画面に指や専用のペンで自分の名前を書くことだと思っていました…。) Step10 電子署名用のパスワード入力 電子署名の付与が終わると、あとは送信だけです!ただし、「送信する」ボタンの上にある「申請様式の控えおよび申請完了後の申請データを登録アドレスに送信する」はエビデンスとしてレ点を入れておいた方が良さそうなので、チェックを入れておいてくださいませ。 後は「送信する」ボタンを押すと登録したメールアドレスに【ぴったりサービス】電子申請送信完了のご連絡というメールがきます。 以上で完了です!お疲れさまでした!!

コロナウイルスで住宅ローンはどうなる?(後編)

4月29日のコロナウイルスの影響で住宅ローンはどうなる?(前編)の続きです。前回は返済への対応ということでしたが、今回は今後の住宅ローンの決まり方についてお伝えさせていただきます。 コロナの影響が大きいと、金利は低下する まず、全体的に言えることは、コロナウイルスが長期化して経済に影響を及ぼす前提で考えると、滞納する人が少なければ少ないほど、住宅ローンの金利は低下する可能性が高いです。 不幸中の幸いなのが、リーマンショック(サブプライムローン問題)の記憶が新しい間に起きたことだと言えます。あの時の経済的なインパクトを世界が覚えているため、リーマンショックの2008年以上の金融緩和や景気刺激策を講じて何が何でも経済がデフレスパイラル(物価が下がるけども、景気が悪くなることが止められない)へ陥るのを避けようとするはずです。そのため、住宅ローンの金利は長期的には下がる、もしくは低くキープされる傾向にあります。 ただ、いくら策を講じても、コロナショックが金融機関や政府が抱えられる以上の経済的なインパクトが起こり続け、多くの住宅ローンの返済を滞るような事態が生じてくると、金融機関がそのリスクに対応するため、金利は上がります。また、物件の売却をしようにも購入する人が少なくなると、サブプライムローン問題のような 政府は賃貸への対策に注力しておりますが、日銀と協力して、金融機関を助ける動きもしてもらいたいです。 固定金利は、「日本への信用」と関連する 固定金利は10年国債利回りが基準に決まります。 10年国債とは、日本政府が国の運営に必要な資金を集める為に発行する「国の債務(=借金)」です。10年間お金を貸してくれたら、10年後に利息をつけて返すよという意味です。 この国債の「流通利回り」が住宅ローンの全期間固定金利型の金利決定に使われている訳です。 なお、少し厄介なのが国債は国が発行する信用度の最も高い債券となっており、資産運用等に利用される事もあるということです。 一般的には、長期金利が上がる時、債券価格は下がります。債券価格が下がるのは、債券を売る動きが出てきている時です。前回のリーマンショックの時にも似たような動きがあったのですが、今回のコロナショックでも長期的な経済停滞を懸念している傾向があります。 さらには東京オリンピックの開催も難しいのかなと判断している方が、国債すら現金化する動きが増していると思われます。 長期的には固定金利も下落すると思いますが、このまま日本の信用が下がり、国債が売られ続けられると、上昇する可能性があります。 変動金利は、政策金利(≒景気)と関係する 変動金利は金融機関が定める「短期プライムレート」と呼ばれる金利に連動します。(※言葉は覚えなくても大丈夫です!!) 基本的にはそれぞれの金融機関が定めるのですが、大手各行は2009年12月から2020年4月現在もずっと変わらず1.475%となっております。 短期プライムレートは住宅ローンの変動金利の指標となる他に、金融機関が優良企業に貸し出す際の1年以内の短期的な指標にも使われます。 金融機関は自分のところに無限にお金があるわけではなく、日本銀行からお金を借りております。銀行の「短期的な融資」に連動するのは日銀の「政策金利」です。政策金利はどのようにして日銀はコントロールするのかというと資金量の大小によって短期金利を誘導しています。 資金量を増やすと、景気を上げようとしており、資金量を減らすと、景気を下げようとしております。 今は(というかここ10年間ずっと)日銀は景気を上げようと必死になっており、特に黒田さんが日銀総裁に就任してからより顕著に景気を上げようとする政策をとっております。 当然、コロナウイルスの影響で景気は上がる要素はありませんので、政策金利を指標としている変動金利は上がりません。 ただし、冒頭でお伝えしたように延滞が増えると上昇することも考えられます。 3年、5年、10年など。一定期間固定金利の決まり方 3年や5年など一定期間金利を固定する固定特約の金利は、「円金利スワップレート」というものを基準にします。ここからは、すこし複雑になりますので、該当する方だけお読みいただければと思います。 「円金利スワップ契約」とは、「変動金利と交換(スワップ)可能な固定金利」のことを指します。レートとは、「円金利スワップ契約に使われる交換レート」のことです。(※言葉は覚えなくても大丈夫です!!!) 【例】A社長はアイウエオ銀行から変動金利で融資を受けております(下図のアイウエオ銀行とA社長の関係)。今後、変動金利が上昇する、とみているA社長は金利が上がるリスクから解放されるために、固定金利にしたいなと思っております。そこで登場するのが金利スワップ契約。ポイントは、A社長は金利スワップ契約をアイウエオ銀行と結ぶのではなく、別の銀行(カキクケコ銀行)と結ぶ (下図のカキクケコ銀行とA社長の関係)です。 金利スワップ契約を結ぶことで、カキクケコ銀行に固定金利を支払い、カキクケコ銀行から変動利息を受け取ります。そうすれば、カキクケコ銀行から受け取った利息をそのままアイウエオ銀行に支払うことができるため、実質、A社長は固定金利での支払い(A社長とカキクケコ銀行)となり、A社長は変動金利の金利変動リスクから解放されます。 この時の、変動利息と固定利息を交換する固定金利を円金利スワップレートといい、その時々でレートが決まります。スワップレートは「変動金利と固定金利」を交換する時の固定金利の水準であり、今後どのように長期金利が変化するかを予想するものともいえます。 今はスワップレートの急上昇を受けて、10年固定などは上昇しております。 まとめ 収入が下がったら、すぐに住宅ローンの相談!! 今後の住宅ローンは金利が低下する可能性があるという展望もありますが、コロナウイルスの影響次第では、サブプライムローン問題と近いようなインパクトが出てくる可能性もあります。 支払いに不安を覚えましたら、必ず金融機関にご相談を!!良く分からない方は、まずは私までご連絡くださいませ。

コロナウイルスで住宅ローンはどうなる?(前編)

こんにちは、菊池です!コロナウイルスの影響で、住宅ローンの返済の相談が増えてきております。フラット35を扱う住宅金融支援機構によると、支払いに関する相談件数は今年2月はおよそ20件でしたが、3月はおよそ200件、4月はすでにおよそ1200件と急増しています。 私のもとにも、住宅ローンやライフプランの相談が非常に多く増えております。 また、先日のブログで賃貸の家賃免除について記載したことをお読みになった方から、「住宅ローンには同じような措置はないの?」というご連絡も複数いただいております。 結論から申し上げますと2020年4月27日現在、日本に住宅ローンに対する政府や地方公共団体からの一律の免除や補償(保証)のようなものはございません。ただし、個別の金融機関などでは対応があるところもあります。 フラット35は「期間延長」「一定期間軽減」「ボーナス払いの変更」 住宅金融支援機構では、①返済期間の延長(最長15年)②元金据置期間(利息のみを支払う期間)(最長3年)、③ボーナス払いの変更や撤廃などがあります。 ①、②に関しては毎月の返済額は減少しますが、トータル返済額は増えますので、ご留意くださいませ。 5月の金利の動きに注目すべきでしょう。 今後、住宅ローン金利についてもっとも影響が懸念されるのは、 現在住宅ローンを借り入れている人が、 新型コロナウイルスの影響で返済できなくなる事態が増えていくことです。 このような債務不履行が増えると、 金融機関は貸しだしに慎重になり金利を上げざるを得ません。 新型コロナウイルスの問題が長引くとその可能性は高まるでしょう。 民間銀行は手数料の免除など 京葉銀行・滋賀銀行・広島銀行・南日本銀行・沖縄銀行などでは 返済条件のにかかる手数料(最大数万円)を免除する取り組みを行っております。 まずは借り入れ銀行にお電話を 住宅ローンの返済に負担を感じたら、すぐに金融機関に相談しましょう。現在はコロナウイルスの影響で、金融機関も大きく門戸が開いております。ただ、私も銀行に行くことがありますが、ローンの部門は絶えず人が出入りしております。必ず、お電話を入れてから訪問いたしましょう! ローンの支払いは遅れないように! もし、何も言わずに返済が遅延してしまうと遅延損害金が発生いたします。一度だけの遅延ならいいかという考えは決してしないでください。遅延により、下記が発生することがあります。 優遇金利の廃止 クレジットカードの停止 借り換えができなくなる 全額返済 給与、住宅など資産の差し押さえ 例えば、優遇金利が廃止されると住宅ローンは三菱UFJ銀行の変動金利0.625%で借りている方は2.475%になります。仮に5000万円の35年で住宅ローンを借りている方が4年後に優遇金利が外れると元々132,573円の方が174,032円(+41,459円)に上がります。(※返済額だけで見ると6500万円の住宅を0.625%で購入したのと同じです。) 詳しくは銀行に相談を!良く分からない、という方は菊池までご連絡くださいませ。

返済遅延の前に連絡を!コロナウイルスにおける各銀行の対応

こんにちは、菊池です。全国銀行協会のホームページに、コロナウイルスにおける各銀行の対応が記載しております。特に個人で住宅ローン・教育ローン・マイカーローンなどローンをお持ちの方、法人で運転資金や設備資金などで借り入れがある方は、こまめにチェックをお願いいたします。●都銀https://www.zenginkyo.or.jp/topic/covid19-jbamembers/●第一地銀https://www.chiginkyo.or.jp/app/story.php?story_id=1673●第二地銀https://www.dainichiginkyo.or.jp/dcms_media/other/20200310.pdf 無事に返済できている間は問題ございませんが、返済期日に資金が不足しそうになりましたら、必ず返済期日前(営業日)に銀行へ連絡をお願いいたします!   無断による返済遅延によるデメリットは大きい! 繰り返しになりますが、個人であっても法人であっても、返済が遅延しそうになったら必ず、返済日前に借り入れをしている銀行に連絡をお願いいたします。 特に今なら一定期間は利息だけの返済になったり、支払を延長してくれたりといった個別措置をしてくれる銀行はあります。 もし、何も言わずに返済が遅延してしまうと遅延損害金が発生いたします。一度だけの遅延ならいいかという考えは決してしないでください。遅延により、下記が発生することがあります。 優遇金利の廃止 クレジットカードの停止 借り換えができなくなる 全額返済 給与、住宅など資産の差し押さえ 例えば、優遇金利が廃止されると住宅ローンは三菱UFJ銀行の変動金利0.625%で借りている方は2.475%になります。仮に5000万円の35年で住宅ローンを借りている方が4年後に優遇金利が外れると元々132,573円の方が174,032円(+41,459円)に上がります。(※返済額だけで見ると6500万円の住宅を0.625%で購入したのと同じです。) 積極的に情報を得て、必ず事前の相談を!よく分からないといった方はまずは私までご連絡くださいませ。

【対象拡大】家賃が最長9か月免除!

コロナウイルスにより、賃貸物件にお住まいで家賃が払えないという方に朗報です。従来は離職して、ハローワークでの登録が済んでからしかできなかった「住居確保給付金」の条件が緩和されました!! この制度は何ぞや?と思っている方も多いと思います。これは、離職(個人事業主は廃業)した後に条件をクリアすると各自治体が原則3カ月(最長9カ月)分の家賃を家主に支払ってくれてその返済の必要もないという素晴らしい制度です。 もともと素晴らしい制度ですが、今回の改定で、臨機応変、柔軟に対応できることとなり、めちゃくちゃ進化しました! その1つが就労状態の緩和です。こちらは失業者向けの制度でしたが、令和2年4月20日からは、仕事に就いたままでも受給できるようになりました!! (やむを得ない休業などで収入が減り、離職や廃業には至っていないが、同程度の状況にある人、という表現)これは、休業要請のためお店が開けられない店舗が増えたことやイベント中止の広がったためです。迅速かつ、柔軟な対応!厚生労働省が適用範囲を拡充してくれました!とってもいい仕事です!(令和2年4月1日からは年齢条件(従来は65歳未満)も撤廃されています。) さらに、今までは「ちゃんと仕事探してるよね?」という意味もあり、失業後にハローワークに登録し、求職活動を続けていることも条件でしたが、今回の見直しでその縛りも撤廃。 もちろん、正社員だけが対象ではございません!非正規雇用者も対象です! 下記は一例です。 子供の学校が休校することにより勤務できなくなった方 雇止めによって働けなくなった派遣社員、 勤務日数が減った派遣社員、 派遣会社に登録している(派遣先が決まらない)方 受注が減ったフリーランスの人 2年以内に離職し、アルバイトで生計を立てている方 新型コロナウイルスの影響で仕事を失ったり、収入が大幅に減ったりしたことなどで、家賃の支払いに困っている人は、相談窓口に相談して、受けられる支援があるかを確認するのがよいだろう。 ●他の要件<収入要件>世帯収入合計が、市町村民税均等割が非課税となる収入額の12分の1+家賃額が超えないことー東京都23区の目安ー単身:13.8万円/月 2人世帯:19.4万円 /月  3人世帯:24.1万円 /月 (※収入には失業給付金も含む) <資産要件>100万円未満で下記を超えないこと単身:50.4万円 2人世帯:78万円 3人世帯:100万円 <世帯主要件>上記の収入になる「前まで」世帯を支えていたかどうか ●支給額(東京23区)単身:5.37万円 2人世帯:6.4万円 3人世帯:6.98万円 ●期間原則3か月(求職活動を誠実に行っている場合最長9か月まで) 詳細は厚生労働省のHPにてご確認くださいませ