『あの坂をのぼれば』

本日、緊急事態宣言が7都府県以外の全道府県に発令されました。皆様いかがお過ごしでしょうか? 私は外出することも難しく、自宅にいることを余儀なくされる事態になっております。 まだ直接の知り合いでコロナウイルスに感染した方はいらっしゃいませんが、ブラジルにいる私の弟家族が会社の命令により身動きが取れないようなことを聞くと、非常に自分自身の無力さを感じます。 また、このような時期に自分がFPとして何を発信すればいいのか、発信することで傷つけてしまう人はいないかと、ただただ経済のことなどを伝えることが正しいのかと迷いがあるのが事実です。 株価は少しずつ元に戻っておりますが、これはあくまで「売り疲れ」や「買い戻し」によるものであり、実体経済はひどいものです。それは早ければ半年後、遅くとも一年後の決算発表で明らかになると思います。 ただ、こんな時こそ思うのは、普通の生活がいかにありがたいかが感じます。出かけたいから出かける。他者との空間を共にすることに対して過剰に神経質になることなく、会話自体を楽しんだり、空気自体を楽しむ。 今は何をするにもままならない時間ではありますが、止まない雨はなく、明けない夜はありません。 昔、国語の教科書で『あの坂をのぼれば』という話がありました。「あの坂を登れば、海が見える」と繰り返しながら、山を登る。山の頂上についても、海が見えず、次の山が出てくる。何度も何度もあきらめようと思いながら、それでも這うようにして登る。ついにある山を登ったときに広大な海が見えるという話です。 私も過去、何度もつらい時がありましたが、国語のこの話は大好きで、今も強く心に残っております。つらい時期、我慢の時期が続いていますが、人間の叡智や対応力は素晴らしく、必ず克服できるものだと思います。 その時、当たり前だった生活が何倍にも幸せに感じるはずです!その時まで、どうぞ皆さま平穏な暮らしが続きますことを願っております。